家庭と趣味の両立奮闘記

一言メッセージ :2児の父親による家庭と趣味を両立させている?日記です。趣味は主にルアーフィッシングとサーフィン。気軽にコメ下さいm(__)m

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6/20 日の終わりに事件

 大事に至らなかったので記事にさせて頂きます。






参観日を終えて夕方は海に入って言う事なしの

充実した土曜日だと思っていた矢先。







 土曜の夜は決まって私の実家に家族そろって夕飯を

食べに行くのが日勤になってからの習慣となっていた。    

その日もいつものように夕飯を食べ兄弟でくるくる遊びまわっていた。


次男がガラス戸を開けたり閉めたりで長男を挑発。

いつもの「いないいないばぁごっこ」が始まった。




突然、長男が助走をつけて次男の閉めたガラス戸に右手から突っ込んだのだ。



一瞬にして土曜の楽しい一時が崩れ去った。


右手手首から流血しガラス戸は粉々になった。

みんなパニック状態の中、嫁さんが家から保険証を持ってくるように

と私に言った。息子は大泣きしながら過呼吸気味になり大声で泣いていたが

とにかく病院に行かなくては!次男はガラス戸の裏側で座り込んでいる。

私はとにかく自宅に戻り保険証を取りに行った。



実家に戻ると私立病院を含め緊急で診てくれる病院が近場にない為、

嫁が救急車を呼んだ後だった。

待っている間が何分だったかは定かではないが40分・1時間にも

思えるほど時が長く感じた。次男は私にしがみ付いて泣きだした。

幸い怪我はないが急に起こった事が理解できずパニック状態。

救急車のサイレンが徐々に近づいてきた。



実家は団地内の為、ご近所さんがどんどん集まってきた。

嫁と息子が救急者に乗り込み救急隊員に事故経緯を伝え

止血を頼んだ。車内のベッドに横になった息子は右手を

隊員に上げられていたのが忘れない。

隊員が「今から病院を電話であたりますのでしばらくお待ちください」と言った。

後から嫁に聞いたのだが福島県南〜北茨城市内まで何十件も掛けたがすべて

断られたそうだ。

救急車到着から30分、隊員が私の所にやってきた。

「日立○製病院なら搬入できますが当直の医者は耳鼻科担当です。奥さんと話し合って下さい」

私は耳を疑った。これだけの病院があって何故、日立までいき

しかも耳鼻科担当なんだ(怒)

この人たちに文句を言っても始まらない。

とにかく一刻も早く病院に行かなければという気持ちだけが先走った。

「病院にいけるならどこでもいい!とにかく急いでくれ!」



「判りました。では日立○製病院へ今から向かいます。ご主人は慌てず
慎重に運転してきて下さい。」と言い残した。

救急車到着からおよそ40分後、ようやく病院に向かった。



次男を血だらけになったお袋に預け、私も10分後、病院に向かった。

道中、色々な事を考えた。ガラスの破片が体内に入っていたら・・・

手首の神経まで損傷し利き手が不自由になってしまったら・・・。

間違っても安全運転とは言えないスピードを出していた。




高速の日立ICでようやく息子の乗った救急車に追いついた。

救急車の後ろについた訳だが、なんと予期せぬ事が起きたのだ。

救急車がETCレーンではなかった・・・。

大切な人命を預かる職種なのに・・・。理由があるのかも知れないがやり切れない

思いで私は救急車を抜かした。




病院につくと緊急の看護婦が信じられない事を私に言った。

「先生がまだ見えませんのでもうしばらくお待ちください」と。

「先生は当直ですよね!病院にいるんだよな!」横になって泣いている

息子の前で思わず声を荒げてしまった。


20分ほど待つといかにも研修中と言わんばかりの「先生」がやってきた。

そこでも私の怒りに触れた。

「ガラスの破片なんかは入っている感じですか?ゴリゴリしているとか?」

29歳、会社員 J 二児の父親。完全にキレた・・・。

「何言ってんだ!俺は医者じゃねぇぞ!それを調べるのがあんたらだろ!?」

深夜の病院中に響いたようで数人人が出てきた。

「わ、わかりました!レントゲンを撮って診ます!2回のX線室へ行って下さい・・・」


幸いガラス破片は残っておらず消毒と傷口を止めるテープみたいな物を貼って終わった。


最後に「先生」から「傷は浅いようですし月曜日に近くの外科で診てもらって下さい。」

私「先生、結果論です。」私は嫌な奴だと思われても別にいいと思った。

この先生にも子供が出来ればいずれ判る筈だから。


息子をおんぶして嫁と二人で病院を後にした。息子は安心したのかすでに

夢の中。深夜の帰り道、私と嫁は息子たちの将来で大いに盛り上がった。



ここまで読んで下さった方、ありがとうございます。

今回、私はずさんな医療現場を目の当たりにしました。

「救急車で病院をたらいまわしにされ命を落としました。」という報道を

耳にしたことがあると思いますがこれはとても身近な現実です。私の場合は運が良かったのです。

サラリーマンの方ならわかると思いますが上司に休出してくれと言われたら出ますよね?

医者の方、命を救うのは君だ!今すぐ病院に来てくれ!と言われたらどうしますか?

私のような一般人が問う事ではありませんがもう一度、初心に戻ってみてはいかがでしょうか?


市長をはじめとする政治家の方たち、医者がいなかったら未来のある子供の命だって

救えません。「みんな辞めていった」「運営が困難」なんて理由でこの状況を

放置しないで下さい。それを何とかする為に市民の代表になっているんです。

一刻も早く現在の医療体制が回復する事を心から祈っています。


イメージ 1
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この笑顔の為に・・・。

閉じる コメント(12)[NEW]

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素晴らしい文章をありがとうございます。日本全国の当直医に読んでもらいたい考えさせられる文章です。一人でも多くの医学生や若手医師の目に触れるようにいろいろなところに貼らせていただきます。医学生や若手医師に当直とは何か、何をなすべきなのかを深く考えて欲しいですね。 削除

2009/6/22(月) 午前 0:48 [ 長さん ]

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残念ながらもう夜に専門医が当直して24時間体制で診察してくれるなんてことはありません。あなたの大事なお子さんを見てくれた先生も専門でなかったということであれば義務で見たわけではありません。困っているだろうからと好意で見てくれたのでしょう。でもこの次はきっと断ることでしょう。今回時間外、専門外の治療だったのに感謝もせず罵声を浴びせたとすれば、もう次回は断るでしょう。こうして医療は崩壊していきます。一般の方は医療の現状を知らないでしょうから、モラルが、義務感がといえば解決すると思っているでしょうが、もうその時期は過ぎているんです。国や市民が変わるしかないんです。

2009/6/22(月) 午前 1:14 [ fez*n* ]

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2chでこの書き込みを見てまいりました
今晩このときから時間外の診療依頼はすべて断ることにします
おかげで吹っ切れました
ありがとう!! 削除

2009/6/22(月) 午前 1:39 [ 実際に当直中… ]

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専門医などの熟練の先生方はそれなりの年齢なので日々の診療で
疲弊し、休日や夜は休まれています。医者も人間。年齢には勝てません。時間外診療は経験の浅い若い先生にならざるを得ないのです。
何より子供がそういう危険な遊びをしないよう目を光らせておく
保護監督責任もあるのではないでしょうか? 削除

2009/6/22(月) 午前 1:55 [ 医療関係者 ]

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>病院につくと緊急の看護婦が信じられない事を私に言った。

>先生がまだ見えませんのでもうしばらくお待ちください」と。

他の患者さんの処置中だった先生を、なぜおとなしく待てないんだ。
自分の息子だけが大事で他人がどうなろうと知らん顔か、人でなしめ

2009/6/22(月) 午前 4:11 [ nac*ey*wa*ashi ]

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ご自分では武勇伝のつもりなのかもしれませんが、痛いですよ。
まず、手の切り傷くらいで救急車を呼ぶこと自体おかしい。どう考えても命に関わる状態じゃないですよね?

なぜ、分かりませんからそれを調べて下さいと答えなかったのでしょうか?話を聞かないことには、どの検査は不要で、どの検査は絶対必要なのか分かりません。診察で一番大事なのは問診なのです。なぜ、まじめに答えないのでしょう?

>サラリーマンの方ならわかると思いますが上司に休出してくれと言>われたら出ますよね?
>医者の方、命を救うのは君だ!今すぐ病院に来てくれ!と言われた>らどうしますか?
産科や外科の緊急手術というものが、どうやって成り立っていると思っているのでしょうか?夜でも年始年末でも呼びかけに答える医者が存在しているから成り立っているんでしょう?
まとめると、たいしたことでもないのに大騒ぎし、トラブルを起こし、人に迷惑をかけたのに、それを自慢げに話し、もっと働いて当然だろうと迷惑をかけられた側、あなたより絶対よく働いている疲弊している医療者に偉そうに講釈をたれるなんて、一回死んでこいって感じです。

2009/6/22(月) 午前 4:33 [ minamin_pu ]

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「病院の傲慢だ!」

「それでも医者か!」

「『医は仁術』は死語になったのか」

「命より金儲けのほうが大事なのか」

「患者を受け入れられない病院は看板を返上しろ」

「殺人病院だ!」

「病院が患者を殺した!」

「ベッドが無い?そんなの理由になるのか!」

「ベッドが無ければ廊下に寝せればいいじゃない」

「熱意が欠如している!」

「救いたい!という気持ちが無い!」

「ドラマのような熱意のある医者はいないのか!」

そういう、今の医療の窮状に無理解な輩の暴言が、限界状況で頑張っている医師の心を折った事で、医師不足(具体的に言うと、勤務医不足)に拍車をかけているんですよね…。

こうして救急受け入れ問題は更に悪化する…と。

医療破壊活動ご苦労様です。

2009/6/22(月) 午前 4:56 [ 都筑てんが ]

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「医者は贅沢言うな。患者のために必死に働くこれが医者の本来の姿だろ」
「医者の進むべき道は患者の病気を完治する事にある」
「自分を犠牲にできない医者はいなくなるべき」

こんな事を言う牟田口症候群がワンサカいる日本の医療、一度派手に崩壊したほうがいいんじゃないか…と思えるようになってきました。

愛育や鳥取のように「労働基準法違反を改善なんて無理なので辞めます」「このままでは過労死してしまうので辞めます」「このまま続けていけば患者の安全にも関わるので辞めます」と、牟田口症候群が跋扈するような職場から去ってしまってもいいんじゃないかと思うようになってきました。

そういう事態になって、職場を去る医師に罵声を浴びせるような輩には「お前ら愚民の自業自得だバカヤロウ」と言ってやりたい気持ちです。

2009/6/22(月) 午前 4:57 [ 都筑てんが ]

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もう、医療従事者の方たちは、自分の健康や命を犠牲にするような使命感なんて、持つ必要は無いと思います。

まして、暴言を吐いたり、物を壊したり、暴力を振るったり、「医は仁術」「医療はサービス業」
「お客様は神様です」という言葉にタダ乗りするような傲慢な馬鹿親・馬鹿客・馬鹿患者などのために、
自分の命を犠牲にするなんて馬鹿げています。

そんな民度の低い輩のいる職場からは急いで逃げるべき。

散々医療従事者を蔑ろにしておいて、いざその土地から医療が無くなると聞いた時点で慌てて
「医者を守れ、看護師を守れ、病院を守れ」運動しても遅いと知るべき。

自分たちの街から医療が無くなって初めて、自分たちが壊した物の大切さを知るのか。

それとも、自分たちの街から医療が無くなってもなお、
「それでも医者か!」「仁術はどこへ行った!」と医療従事者を罵り続けるのか。

…日本の未来はどっちでしょうかね?

2009/6/22(月) 午前 4:57 [ 都筑てんが ]

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大変でしたね。
ご心配されたことと思います。
お子さんの笑顔に救われますね。
お大事になさってください。

2009/6/22(月) 午前 5:01 しかま

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最後の写真でホッとしました。1日でも早く包帯がとれますように。

私も子供の頃にはケガの連続でした。
そのたびに両親は心臓が口から飛び出るような思いだったでしょう。

2009/6/22(月) 午前 6:10 肥満人

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少なくとも引き受けてくれた先生に貴方が暴言をはく理由がわかりません。
「何言ってんだ!俺は医者じゃねぇぞ!それを調べるのがあんたらだろ!?」
どういう状況だったかちゃんと説明しようとは思わないんですか?
黙って座っていれば勝手に直すのが医師だと思うのですか?

貴方は休日出勤が重なり疲労で目をしょぼつかせた医師に診察される事を望みますか?

心配する気持はわかります。しかしその怒りは向ける相手が間違ってます。貴方が医師として、耳鼻科というのに専門外だが他に見る人がいないなら見ようと考えて受け入れたら患者にあんな態度をとられたら、どうお感じになりますか 削除

2009/6/22(月) 午前 6:40 [ ]

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開設日: 2008/3/8(土)


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