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2006/09/24

運命を受け止めてアイデンティティを得る - カトリック茨木教会 -

今日は朝からバタバタすることがわかっていたので、昨日の夕方にお隣の教会でミサを捧げました。ここ数日、1年を振り返って何を囲うかと思っていたら、ミサの最初に神父様(兼任で所属教会の主任司祭でもあります)のお言葉が、タイトルの言葉でした。

キリストはその運命を受け入れて、神のアイデンティティを得ました。皆さんも、目の前にある運命を受け止めて、アイデンティティを得ましょう。

アイデンティティ、日本人にはあまりなじみのない言葉です。エキサイトの大辞林 第二版 (三省堂)によると

ある人・物が他の人・物と異なってもっている独自性。同一性。

とされています。また、福音朗読「再び自分の死と復活を予告する/いちばん偉い者」(マルコ9・30-37)のあと、「いちばん先になりたい者は、すべての人の後になり、すべての人に仕える者になりなさい。」という言葉を受けて、こういわれました(かなり要約)。

人に見せる必要はなく、自分の道を歩むため、キリストを信じるものとしてすべきことをしましょう。

人生には色々なことがあります。それを受け止めること、努力すること。人の認めてもらうためでなく、自分のためでもなく、自分がそうあるために行動する。そういう生き方を考えさせられました。

このお話を聴いてむかし見た「聖衣(Robe)」に出てきた足の不自由な女性を思い出しました。足が不自由なことを悲しまず、「足が悪くても幸せであることが示せる」と前向きに生きた女性です。色々な難しいこと、悲しいことがあっても、そのことを前向きに捉え、その経験があるからこそできる「自分だけの何か」を見つけたいと思います。

久しぶりに行った茨木教会(リンク先はHOLYRING)では、洗礼を受けてからはじめてミサを捧げました。所属教会と同じく両形態(両形式)でしたが、ホスチアがちょっと変わっていました。所属教会は白くて、えびの入っていない海老満月をやわらかくしたようなホスチアですが、茨木教会は、すこし褐色が入っていて、十字の形に膨らみがある少し硬めの香ばしいホスチアでした。福岡や東京ではこのホスチアが多いように思いますが、同じ教区でいただけるとは思いませんでした。

茨木教会は、横に広い御聖堂なので説教台の前の列に座ると、神父様のすぐ近くでお説教を聴くことができます。目の前で「受け止める」と言われ、洗礼名をヨセフにしたことを思い出し(関口教会の受けとめるヨセフ像)、気持ちを新たにすることができました。

ミサの時間が少し変わっていたので、講座の案内と共に写真を撮っておきました。
Ibarakia Ibarakib

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コメント

十.主の平和
 私はカトリック茨木教会の信徒です。貴方様の この文章を偶然見て、井上神父様のことを お書きになったものと思い、早速井上神父 様にこの文章のコピーを渡し、読んで頂き ました。神父様は「私にこの記事の著者が どなたか、差し支えなければ知らせてほし い」とのことでした。  神に感謝!!

投稿: 横井 時宏 | 2008/11/11 22:34

コメントありがとうございます。
所属教会では割と有名だと思っていたのですが、井上神父はご存じなかったのですね。
神父さまとは、一年前にはお鍋をつついたこともあります。何時か機会を見てご挨拶しておきます。

投稿: さかば(管理人) | 2008/11/11 23:34

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