自衛官がマルチ勧誘で停職

　陸上自衛隊北部方面後方支援隊（北海道恵庭市）は１５日、連鎖販売取引（マルチ商法）の会員となるよう部下を勧誘し、報酬を得たなどとして同隊の４０代の男性３等陸尉を停職２５日の懲戒処分とした。

　同隊によると、陸尉は平成１９年９月〜２０年１１月、隊員１２人に東京の漢方薬販売会社の会員となるよう勧誘。３人が会員となり、計１万２０００円の報酬を得た。３人は部下で「断れなかった」と話しているという。

　また陸尉は２０年１２月末、自分の勧誘活動を上司に報告した隊員２人に電話し「覚悟しておけ」などと脅したとして今年５月２０日、脅迫容疑で警務隊に書類送検された。札幌区検は起訴猶予処分にしたという。