2009年6月19日20時44分
自分が勤務する小学校の女子児童の体を、約2年間にわたって繰り返し触ったとして、県教委は19日、峡東地域の市立小学校の男性教諭(52)を懲戒免職処分にした。監督責任を問い、市教委は22日付で学校長を訓戒処分にする方針。
県教委によると、教諭は07年5月下旬ごろから09年6月上旬にかけて、児童1人を放課後に理科準備室や音楽準備室に呼び出し、直接体を触るなどした。多い時は「週に2回ほど呼び出した」と話しているという。
今月8日に女子児童から相談をうけた保護者が、学校長に連絡して発覚。9日に学校長が教諭に問いただしたところ、男性教諭は体を触ったことを認めたという。
教諭は翌10日から無断で欠勤し、連絡が取れなくなったため、市教委と県教委は教諭が自宅に戻った16日に呼び出して聞き取り調査をした。教諭は「処分されるのが怖くなって逃げた。最初は可愛がっていたが、歯止めがきかなくなった」と話しているという。
松土清・県教育長は「心からおわびする。不祥事が二度と起こらないよう指導徹底を図る」とコメントした。