仕事上、不可欠で、家族や仲間への連絡にも重宝している。それでも何とかならないのかと思う。携帯電話でのメール送信。
「笛」と書く(打つ)場合、私の携帯では「6」を3回押し「ふ」、「1」を4回で「え」と表示させ、「↓」を押し、漢字変換して決定。ようやく1字。伝えたい文章が完成するのは、千里の道のかなたに思える。妻にも「ろくに使えないのね」と小ばかにされた。
20代の同僚記者から受信した長文メールを見ただけで感心する。ところが、私の返信は大概「了解」など短文。否、単語。「同じぐらい伝えたいことはあるのよ」と心の中で言い訳している。(上野)
毎日新聞 2009年6月18日 地方版