県は17日、県立広島病院(南区)が入院措置をしなかったために広島市の男性(当時43歳)が死亡したと提訴していた男性の遺族と和解すると発表した。遺族に支払う損害賠償額は1000万円となる予定で、6月定例県議会に提案する。
県立病院課によると、男性は睡眠時無呼吸症候群の診断を受け、同病院で通院治療していたが、03年5月に死亡。遺族は04年3月、「入院をさせなかったために死亡した」などと県を相手取り広島地裁に約2500万円の損害賠償を求めて提訴していた。【加藤小夜】
毎日新聞 2009年6月18日 地方版