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2009-06-18
梅田望夫にオープンソースを語るなとガツンと申し上げたい
例えば、インターネットが社会にもたらしたインパクトのひとつに「オープンソース」という考え方があります。
全体として、こうした動きがいまだに日本では根付いていません。
何か知的資産が生まれそうな萌芽がネット上に公開されると、そうしたことに強い情熱を持った「志向性の共同体」が自然発生して、そこに「集合知(ウィズダム・オブ・クラウズ)」が働き、有志がオープンに協力してある素晴らしい達成をなし遂げるといった公的な貢献──を育む土壌がありません。
イノベーションはなぜ起きたか(上) 「指さない将棋ファン」がとらえた現代将棋の「もっとすごい」可能性著者インタビュー 梅田望夫氏 JBpress(日本ビジネスプレス)
おい望夫(怒っているのであえて呼び捨て)。
お前はオープンソースの何を知っているというのだ。
どれだけの日本人がオープンソースにかかわってきたのか本当に知らないなら、オープンソースについては、語らないほうがいい。薄っぺらい言葉は直ぐにぼろが出る。
別に自分の見解がオープンソースにかかわっている人を代表しているとも思わないが、オープンソースの世界は、行動することに価値を認める価値観だと思う。それが多くの人に役に立つならなおさらいい。
望夫よ。今回の翻訳プロジェクトでお前は何をしたというのだ。「この本は誰が何語に翻訳してウェブ上にアップすることも自由」と宣言する以外に。(水面下でいろいろやってたというならごめんよ。)
翻訳プロジェクトに参加している人はすばらしいと思う。実際に行動しているからね。
仮に、水面下でいろいろやってたとしても、わずか三ヶ月でオープンソースの本質がつかめるとも思えないし、本質をつかんでいる人なら、「日本にオープンソースを育む土壌がない」なんて軽はずみなことはいわないだろう。
オープンソースというのは、日の目を見ない地道な活動がほとんどだ。有名になるプロダクトなんてほんの少数。でも、すべてを含めてオープンソースの世界が成り立っている。
知らないことを軽々しく語るなよ。