京都教育大(京都市伏見区)の男子学生6人が集団準強姦容疑で逮捕された事件で、京都府警の調べに対し、うち2人が別の学生から「面白いことになっている」と言われて現場に行った、と供述していることが17日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、勧誘したとされる学生は3月に卒業、今春から奈良県内の公立学校で教員をしており、府警の任意の事情聴取に対し関与を否定したという。被害者の女子大生や逮捕された6人のうち4人と当初から事件現場にいたとされ、「近くにいたのに止めなかった」として大学から訓告処分を受けた。
教員は「個室で2次会のコンパをして皆で飲んだ。その後部屋を出たので事件のことは知らない」という趣旨の上申書を府警に提出している。
6人の逮捕容疑は2月25日午後9〜10時ごろ、京都市中京区の居酒屋で、ビール数杯を飲み、酔って抵抗できない状態の当時19歳の女子大生を店内の空き部屋に連れ込み乱暴した疑い。6人はいずれも容疑を否認しているという。
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