2009/06/16
玉さん、餓死寸前? 3:16 am
6月15日(月)
正午頃、出社。
午後1時から編集部の戦略会議。
いくつか連絡をし打ち合わせを済ませ、食事をして、午後4時、ケータイ配信関連の会議。
午後6時、えんため大賞コミック部門の最終選考会。
選考委員の、呉智英さん、しりあがり寿さん、桜玉吉さんが来社し、会議室で選考会。
午後8時頃より、市ヶ谷の和風レストランに移動し、選考委員のかたがたの慰労。
玉さんに、「なんだか、玉吉さんが餓死寸前って、ネットで話題になってますよ」と話すと、
「へー、そうなんだ。最近全然ネットのそういう話題のチェックしないからなあ。あの4コマ描いてたとき、ホント餓死するかも、って思ってたんだよ、ハラ空いててさあ」
と、おっしゃるので、苦笑。
それにしても、あのネットの「ニュース」、いったいどういうことなんでしょうねえ?
コミックビームに載った漫画で、と報じられていましたが、もちろん、ソースになった作品は、週刊ファミ通のビーム宣伝4コマです。ソースの提示が間違っている段階で、ニュースとしてのバリューはすんげえ低い。
それに、だいたい、ギャグ漫画家のネタじゃないですか。
ネタをマジに受け取って、どうしようと言うんでしょう?
まあ、いずれにせよ、その程度のものでしょうから、こちらも苦笑するしかないのですけれども。
午後10時前、散会となり、自分は編集部に戻る。
デスクワーク黙々。
会議用の書類作りに、メール書きなど。
午後11時半、帰途に。
会社を出て九段下までの道のりは土砂降りだったが、山手線に乗り換えた時には、すでにほぼ雨は止んでいた。
明日も早めに出社して、仕事をするつもりであります!
コメント(4)
2009/06/16
通りすがり 内部の人間はネタで済みますが、ファンの読者は桜玉吉先生のことを心底心配して漫画を連載してほしいと心から思っているのです。 それを苦笑して「ネタをマジに受け取って、どうしようと言うんでしょう?」と「その程度のもの」と鼻で笑うのはどうなのですか? 桜玉吉先生の状況をファミ通の漫画のみでしか知りえない一般読者と内部事情に詳しい編集者と同じ理解を持つことはできません。 毎月必ず連載漫画が読めて元気で生きている作者なら今回の日記のようにネタだよと笑い話で済むでしょうけど、2年以上も休載していて今現在の状況が皆目見当のつかない桜玉吉先生を「ギャグ漫画家のネタじゃないですか」で、片づけないでください。 副編集長なんですよね?人間性を疑います。
2009/06/17
コミックビーム 岩井っス 「通りすがり」さんへ。私の書いた内容は、「玉吉さんが餓死寸前」であることがまるで既定の事実のように報じたあの「ニュース」に接してしまった、「桜玉吉先生のことを心底心配している」「ファンの読者」を、安心させるためのものです。桜さんは、いくつかの事情によって、残念ながらまだ連載をできる状態ではありませんが、その一方で、新人賞の選考のために編集部を訪れ、その後の酒席をともにし他の選考委員のかたがたと談笑をできる状態なのです。私は、それを伝えたくて、この日記を書きました。ソースすら誤報している「ニュース」サイトの無責任な情報(まったく裏付け取材を行わずに書かれた「記事」です)に対しての、編集者からの事実に基づく反論です。ご理解をいただけたらと思います。
ぼのたけ いやそもそも、そんな「ニュース」があったのですか?ぐぐって探しましたけど、見つかりませんでした。せいぜい2chに立ってるスレくらいですが、別に「コミックビームに載った漫画で、と報じ」てはいなかったし。 自分も、なんかファンへの当てこすりみたいに読めてドキッとしてしまったクチなので…確かに玉吉先生の元気そうな近況が読めて嬉しかったのですが、「編集者からの事実に基づく反論」とまでおっしゃるなら、それこそ反論の相手をちゃんと書いてほしかったです。
nim-22 検索してみたところ、「ニュースサイト」を自称しているサイトの中に、岩井副編集長が指摘していた「ソースが間違っている」サイトがありました。アクセス数を稼ぐのが目的のサイトに協力するのはいやなので名前は書きませんが、検索したらすぐ2つほど見つかりましたよ。 また、某はてなのブックマークにもこの話題(そして情報ソースを、『コミックビームで漫画にしている』と間違っている)がありますね。 通りすがりさんのご意見ですが、「それにしても…」以下をちゃんと読めば、岩井副編集長が「鼻で笑った」対象は、そういった曖昧な情報を精査せずそのままコピペするサイトであると、はっきりとわかりますよ。 また、岩井さんが書かれているのは「鼻で笑った」ではなく「苦笑」なので、なぜ「苦笑」なのかとちゃんと読み取る必要があるのでは? 玉吉先生のファンだったら、まず「安否」の確認ができたのですから、そこでまず落ちついて、その情報のソース(この場合は責任のある岩井副編集長)の情報をちゃんと読みましょうよ。 私も玉吉先生のファンを20年近くやってますが、この岩井副編集長の情報で「やっぱりな」と安堵しました。
コミックビーム 岩井っス
マンガ雑誌「月刊コミックビーム」の副編集長です。マンガばかり作っている編集者の日記です。 もっと見る
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- 2009/06/17更新
- 2009/04/15登録
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