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党首討論:【詳細速報その5】鳩山代表「人の命の問題を総理はどのように考えているのか」

 ◇鳩山代表

 北朝鮮に関しては、かなり長かったわけではありますが、私どももこれは中身をしっかり精査しながら協力をすべきところは協力を申し上げたい。しかも事実はそれほど長く国会があるわけではありませんし、解散・総選挙の時期も迫っていると理解をしている中で、できるだけ早くお出しを願いたい、そこを改めて申し上げておきたい。

 今日これから申し上げたいことは、私どもの政策と政府あるいは与党の政策との違いというものをできるだけ際だたせていくために、いくつかの論点で議論申し上げたいと思います。その一つは医療問題でございます。

 私は一人の命を粗末にしない、そんな日本の社会を作らなければならないと思っています。ところがどうでしょうか。医療関係にまつわるさまざまな事件・事故が相次いでいます。

 つい先般も出産中に重体となられた妊婦さん、19カ所も病院に断られてついに亡くなられてしまわれた。ご案内かと思います。同じような事件、事故はたくさんございます。

 自宅でお生まれになった未熟児の赤ちゃんが、7カ所も病院を断られてしまって、最終的に新生児の集中治療室のない病院に連れて行かれて結局亡くなってしまった。こういう事故が、事件がたたないわけでございます。

 これをいろいろと当然、政府のみなさんもご苦労されていることだとは思いますが、私はこういったことがないような社会をなんとしても作りあげていくことが最優先の課題ではないかと、そのように思っておるのでございます。

 そのことをさまざま勉強して参りますと、やっぱり決定的なことは医師の数が不足をしているということ、それから看護師の数も不足をしているということ。私どもはやはり医学部の定員を例えば5割増しするというようなことなど早急に手当てをしなければならないことだと思います。

 さらには、あの2006年からでしょうか、社会保障費、これも聖域ではないとの発言の中で2200億円がどんどん削られてしまった。これは大変な、国民にとっての災難であった、そのように思います。

 診療報酬もずっとしばらくの間下がり続けていたわけであります。私どもも診療報酬に対して、すべてとは言いませんが平均して2割上がるくらいの診療報酬に戻さないと厳しいのではないか、そのように感じているところでありまして。

 都合8000億円程度はどうしても今緊急に手当てをする必要があるのではないか、そのように私どもは計算をいたしております。

 このような医療の問題、最優先しなければならない人の命の問題、麻生総理はどのように考えているのか、お聞かせを願いたい。

2009年6月17日

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