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レポート キシリトールによる予防効果があきらかに!! 妊娠期からはじめる母から子へのむし歯菌感染予防
石黒さん
仲井先生 「ママにとって“いかに楽にむし歯予防をするか”がポイント」
石黒さん 「ガムでむし歯予防なんて、おいしくて楽しいですよね」
 「母親のむし歯菌が子どもに感染するのをキシリトールが防いでくれる」というフィンランドでの研究結果は、知っている読者DHも多いはず。

 そしてこの研究からヒントを得た岡山大学の仲井先生が、新しい研究結果を発表してくれました!
それは「妊婦が毎日4回以上キシリトールガムを摂るだけで、子どもへのむし歯菌感染は防げる」というもの。

 この画期的な研究結果を発表するイベントに編集部も参加してきました。
なんとイベント会場にはタレントの石黒彩さんの姿も!
“3人の子育て真っ最中”という石黒さんを迎え、「子どもの歯の健康」について熱いトークが繰り広げられました。
[司会]
赤ちゃんのむし歯対策ってお母さんのお腹にいるときから始めることができるんですね!?
[仲井]
そうなんです。産婦人科の先生の協力を得て調査した結果、キシリトールガムを毎日摂っているお母さんグループの赤ちゃんたちは、そうでない赤ちゃんたちに比べ、生後1歳の時点で、むし歯原因菌(ミュータンス菌)がみつかる確率が5分の1以下という成果が実証されました。つまり、妊娠中から母親がキシリトールを摂取することで、母から子へのむし歯菌感染を防ぐことができるんです。
仲井雪絵先生
[石黒]
私は、母が予防のために定期的に歯医者に連れていってくれていたおかげで、子供の頃からむし歯がなく、「自分は歯が強いんだ〜」と思い込んでいました。でも、妊娠中にはじめてむし歯になってしまったんです。つわりがひどくて歯医者にも通えず、歯磨きもおろそかになってしまって……。
[仲井]
石黒さんのようにつわりがひどいと歯磨きどころじゃなくなってしまいますよね。 妊娠中も子育て中もですが、ママにとって”いかに楽にむし歯予防をするか“がポイント。だからこそガムやタブレットなどでいつでもどこでも手軽に摂取できるキシリトールがおすすめです。キシリトール摂取前には悪玉ミュータンス菌だらけだった口腔内が3ヶ月後にはほぼ善玉菌に変わったという結果もちゃんと出ているんですよ。
[石黒]
現在、予防を兼ねて歯科医院に2週間に1回の割合で通っています。キシリトールも妊娠後に摂るようになったのですが、こんなに予防効果が高いものだとは今日はじめて知りました!!
[司会]
3児のママでもある石黒さんですが、歯科医院に行かれるときはお子さんたちも一緒に連れて行くんですか?
仲井雪絵先生
[石黒]
一緒に連れて行って、検診してもらったりフッ素を塗ってもらったりしていますよ。歯医者さんにも「歯磨きの仕方を教わるところ」という認識で通いはじめたのでまったく怖がらないです。セサミストリートのボールガムやタブレットが大好きで、毎日食べています。ガムでむし歯予防ができちゃうなんておいしくて、楽しいですよね。
[仲井]
親子で楽しく予防ができていてとても理想的ですね。そもそもむし歯原因菌というのは、生まれたばかりの赤ちゃんには存在しないのですが、噛み与えやお箸、スプーンの共有、キスなどのスキンシップなどママ やほかの大人たちからの様々な感染経路によって移ってしまうんです。2歳までに感染しなければその後もむし歯になりにくいといわれています。
[石黒]
そうなんですか。やっぱり子供にチューとかしたいですもんね。母親がむし歯菌を少なくするのはとても大事なことですなんですね。これからはもっともっと多くのママたちがこの効果を知って役立ててくれたらいいなぁと思います!
石黒さんのお子さんたちは、お風呂で遊びながら歯磨きをするのが大好きなんだそうです。 妊娠中でも安心して摂取できるキシリトール。これからも患者さんにオススメしていきたいですね。
次回は、「妊娠期からはじめる母から子へのむし歯菌感染予防」イベントPart2として、『仲井先生VS妊婦さんによる座談会』の模様をお届けします。お楽しみに!
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