パチンコ機メーカーのSANKYO(6417)の株価が反発しているが、三菱UFJ証券が6月12日に各アナリストが担当業界の中から注目銘柄を挙げた「アナリストの選ぶ18銘柄」のレポートで、今期来期と連続でかつ大幅に収益力改善の確度が高い4銘柄のうちの1つと紹介されたことが関心を集めたようだ。
SANKYO(6417)のレーティングは「1」で目標株価は6,180円。今後もパチンコ機販売が牽引役となり利益拡大が続くと予想。パチンコ機販売実績は四半期毎に1機種15万台以上と、強固な販売体制になっている点を評価。
なお、カカクコム(2371)のレーティングは「2」で、目標株価は44万円。ショッピングポータル(=ショッピングをする場合、先ず立ち寄るサイト)の一角を占めると予想。楽天市場には大差を付けられているが、ショッピングモールの一角Yahoo!ショッピングの取扱高を2008年10〜12月期から上回っている可能性がある。
塩野義製薬(4507)は「1」で目標株価2,600円。高脂血症治療薬クレストールの特許料収入の拡大、08年秋に買収したサイエル社の米国市場向けのユニークな新薬群、抗うつ剤など国内市場向け新薬などを成長牽引役に今後5年間の営業利益成長率は年率17%と予想。
ソフトバンク(9984)は「1」で目標株価2,500円。割賦明けユーザー流出の動きも顕在化していない模様。収益拡大やフリーキャッシュフロー改善への期待が更に広がると想定。純負債完済計画を明示したのでる市場の懸念解消も進むだろうと予想。(W)
[NSJショートライブ 2009年6月15日 13時02分 更新]