魂の叫び、切なる願い

本当はこんなことを書くのはどうかという意見もあると思います。
私個人はどちらかというとしまりの無い人間なので、
感情を垂れ流すことに何の抵抗もありませんが、果たしてそれが
本当にタイトルのためにいいことなのかと真摯に問い詰められると、
客観的かつ適切な答えを私は持ち合わせていません。

そのような和田が、ブログ再開にあたって書くことを考えるにつけ
どうしようもなく書かずにはいられないこと、つまりは表題のようなことを
書いてみることが私なりの答えでした。不躾だけど。

ということで、大変ご無沙汰しております。ワーダです。
ようやく王様物語の発売日が決定しました。
本当に紆余曲折ありました。いろんな人に迷惑もかけました。
何よりもファンのみなさま、本当にお待たせしました。
多分どうでもよくなっている人もかなりいらっしゃるのでは?と心配しています。

開き直るわけではありませんが、これはある意味必然でした。
ようやく出来上がったゲームを遊んでみると、本当に無理をして
痛い思いをして、時間をかけた甲斐があったことを素直に感じます。
去年の今頃ではこのゲームはここまで面白くなかったし、
来年までかかるようであれば私自身がこの世界にいなかったと思います。

いろんな人に謝りたいし、それと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にごめんなさい。そしてありがとうございました。
それがまず一つ目に言いたいこと。いわゆる魂の叫びの部分です。

さてさて、それでは切なる願いとは何なのか?
謎かけのような書き方をしておきながら身も蓋も無くすぐに書きますが
それは、「どうかたくさん売れてほしい」ということです。

マーベラスは一般的に考えると、まだまだマイナーなゲームメーカーですし
死ぬほどテレビCMを流すほどの力強さを持ち合わせていません。
だから、現実的にはいきなりいいソフトを作ったからといって、
いきなり売れるわけではないとも思います。
過去には失敗もしているし、ネガティブなイメージを持っている人もいそう。

それを打ち破るには、絶対的な信頼の積み重ねが必要、というのが
私の結論でした。誰もやらないことをやって行く、それでこそ存在価値が
ある!という考えの下、長い時間をかけて積み重ねてきたことがやっと
マーベラスのタイトルにあらわれてきていると思います。

ノーモアヒーローズ、わくわくアニマルマーチ、ルーンファクトリーF、
朧村正、アークライズファンタジア、etc

どのソフトもギリギリの時間と予算の中で、制作者・開発者ともに精魂
込めて作り上げ、胸を張って世に送り出したタイトルたちです。
人に趣味嗜好があるのは世の常、それだけに全員が、というわけには
いきませんが、普通のソフトに比べると満足していただいている購入者の
割合はものすごく高いという自負がありますし、実際にどれもすばらしい
評価をいただきました。

でも不思議なんですよね。これは本当に不思議。
全部のタイトルが同じような出荷本数です。しかもそんなに高くない。
もう本当に涙目。泣きそうです。夢にも出てきます。
おそらくは、ですが、これが今のマーベラスの実力なんだろうと思います。
市場は確かに悪くなっているけど、売れているものは売れている。
いろんな意味でまだ力が足りないのでしょう。

一生懸命、真面目に作ってきました。でもそれはユーザーの方には
関係の無いことであり本当にどうでもいいことです。
どれだけ開発者ががんばっても、ろくでもないものしか出来ない事もあります。
重要なのは、「とても面白いものが出来ましたよ!」ということなのです。
だからこそたくさんの人に遊んでほしいし、買ってほしいです。
その結果がついてきてこそ、次の面白いものを作れるようになります。
これが今のところの切なる願い。

これから私たちなりに全力で王様物語のプロモーションをしていきます。
できるだけどんなゲームかが伝わるように、面白さが分かるように工夫をして。
だから、みなさんもどうか、予約をして下さい。
王様物語はどうも予約をして買うタイプのゲームでは無いようです。
そこらへんの反応が悪いと、最近はお店に並べてもらえないようです。
予約という行為がとてもとても大事らしいのです。

ゲームがいつまでも新しく刺激的で面白いものでいられるように
生き残っている限りはがんばり続けます。

まだ死にたくない、、、

これが本当の意味での、魂の叫びであり、切なる願いだったのかもしれません。
このような直接関係の無い長文を書く事はもう無いと思います。
見苦しいと感じられる方もいるでしょう。
でもどうしてもこれだけは書かずにいられませんでした。
次からはニコニコでいきますので、どうかご容赦をば。

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