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【書評】『自衛隊はどこまで強いのか』田母神俊雄、潮匡人著 (1/2ページ)
このニュースのトピックス:自衛隊
■テポドンに焦点当てた慧眼(けいがん)
帯に赤い活字で「自衛隊は北朝鮮テポドン2を落とせるのか?!」−。北朝鮮による弾道ミサイル発射予定日が刻々と近づき、政府や自治体はその対応に追われている。そのさなかに登場するとは、なんというタイミング。まるでこの時を計ったかのようだ。
本書は田母神俊雄前航空幕僚長と、本紙「断層」でおなじみの評論家、潮匡人氏(元三等空佐)との対談で構成されたものだ。(1)自衛隊は北朝鮮と戦えるか(2)攻撃こそ最大の防御(3)最新兵器から考える防衛論(4)オバマのアメリカと日本の自立(5)イラクの教訓(6)自衛隊の敵「文民」政治家−の6章構成。そして(1)の冒頭のテーマが「PAC−3はテポドンを落とせるか」。関係者に取材すると、対談は「テポドン2」発射の兆候すらなかった1月中に行われたという。にもかかわらず、そこに焦点を絞ってくるとは、著者の慧眼に驚かされる。
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