「三国人」発言に関する
知事見解について
平成12(2000)年4月19日
都議会民主党
幹事長 河合秀二郎

本日、石原知事より、この間の発言と都議会民主党の談話に対して知事の見解を示したいとの申し入れがあり、午後1時45分より、石原知事と都議会民主党役員会(河合幹事長・田中政調会長・竹下副幹事長・馬場政調会副会長)との会談がもたれました。その場で、石原知事より下記の公文書が示されるとともに「自戒している」との発言がありました。都議会民主党としてもこれを受け入れ、今後、会派内で協議するととともに、都連並びに本部とも協議し事態の解決に努めることとします。
都議会民主党幹事長
河合 秀二郎 様
不法入国した外国人のことを不法入国した「三国人」と表現しました。
この言葉は、私が意図した意味とは異なり、差別的に使われていたため、在日韓国・朝鮮人をはじめとする一般の外国人の皆さんの心を不用意に傷つけることとなったのは、不本意であり、極めて遺憾です。
一般の外国人の皆さんの心を傷つけるつもりは全くないので、今後は、誤解を招きやすい不適切な言葉を使わぬように致します。
なお、今後とも在日韓国・朝鮮人をはじめとする一般の外国人の皆さんに対する差別意識の解消を図るなど、人権施策の推進に積極的に努めてまいります。
平成12年4月19日
東京都知事
石原 慎太郎
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