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改正著作権法が成立 違法「着うた」、入手も禁止 (1/2ページ)

2009.6.13 09:59

 著作権者の許諾を得ず、違法にインターネットで配信された携帯電話の「着うた」や動画を、私的使用目的でも個人などの入手を禁止することを柱とした改正著作権法が12日の参院本会議で可決、成立した。来年1月から施行される。著作物のネット流通などを促す規制緩和策も盛り込まれており、放送やネットなどの各業界は、コンテンツ産業の商機拡大の追い風として期待している。

 これまで着うたなどの無許可配信は、業者や個人がネット配信する行為だけが禁止されていた。改正法では配信ビジネス保護のため、楽曲を入手した利用者も対象になる。ただし、罰則規定はない。改正法では販売だけが禁止されていた海賊版DVDなどに関して、ネット競売への出品や広告も禁止する。改正著作権法の成立で、産業界はビジネス拡大への好機とみる。

 楽曲配信サービスを手がけるポータル(玄関)サイト国内最大手のヤフーは「無断コピーされたコンテンツの入手が明確に違法と規定されれば、(正規のコンテンツを配信する)事業者はビジネスが展開しやすくなる」と歓迎。NTTドコモも「違法サイトが規制され、(著作権が保護されたドコモの)公式コンテンツが多く利用されれば、ドコモには有利」とみる。

 過去の番組をネットで有料配信するサービス「NHKオンデマンド」を行っているNHK。「所在不明の著作権者を捜索する第三者機関の設立など法律運用上の動きがあれば、動画配信はもっと、やりやすくなる」と、事業拡大の後押しになると期待を込める。

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