県教委は10日、7歳女児への強制わいせつ容疑で逮捕された県立千葉大宮高校講師、中田流宇容疑者(28)ら3人を懲戒免職処分にしたと発表した。
教職員課によると、中田容疑者は4月15日午後4時ごろ、小学2年の女児(7)に声をかけ、千葉市中央区の駐車場で体を触るなどの性的虐待を加えたという。5月28日千葉中央署に逮捕され、送検されている。
この他、教え子と性的関係を持った千葉市内の県立高校の川名康央教諭(46)と、同窓会費約780万円を着服したとして、県立市川特別支援学校の芳賀敏生副主査(47)も懲戒免職処分とした。
川名教諭は昨年12月下旬~今年4月、千葉市内の自宅マンションで当時高校3年の女子生徒と性的関係を持った。生徒の親が5月、県教委に連絡し発覚。「好意を持っていた」と話しているという。芳賀副主査は昨年9月~今年3月、当時勤めていた県立千葉工業高校の同窓会組織「財団法人 千工会」の銀行口座から、13回計約788万円を不正に引き出し着服した。長男の結婚祝いや次男の学費、オートバイ購入費などに充てたという。
また、芳賀副主査を監督する立場にあった県立千葉工業高校の男性事務長(48)▽児童の個人情報入りのUSBメモリーなどを紛失した君津市の小学校男性講師(28)--を戒告処分とした。【倉田陶子】
毎日新聞 2009年6月11日 地方版