逮捕された厚生労働省雇用均等・児童家庭局長の村木厚子容疑者 郵便制度悪用、厚労省局長を逮捕 証明書偽造容疑で大阪地検障害者団体向け郵便制度悪用事件で、障害者団体「凜の会」(現・白山会)向けの証明書の偽造、発行に関与したとして、大阪地検特捜部は14日、虚偽公文書作成・同行使の疑いで、当時の担当課長だった厚生労働省雇用均等・児童家庭局長村木厚子容疑者(53)=埼玉県和光市=を逮捕した。捜査関係者によると、否認している。 事件は、障害者福祉の根幹を担う厚労省の組織的な関与を問う局面に発展。凜の会の証明書は省内で「政治案件」として扱われていたとの供述もあり、特捜部は政界からの口利きも含め全容解明を進める。 捜査関係者によると、ほか同省係長上村勉容疑者(39)=同容疑で逮捕=ら3人も再逮捕する。上村容疑者はこれまでの調べに、証明書を偽造したことを認めていた。 証明書は2004年5月28日付で課長公印が押され、障害者団体を名乗る凜の会に厚労省から発行されたことになっていた。だが省内には発行に関する資料は残っていなかった。当時、村木容疑者は障害保健福祉部企画課長で、上村容疑者の直属の上司だった。 村木容疑者は逮捕前の取材に「凜の会の名前や証明書を出した記憶はない」と話していた。 【共同通信】 |
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