ベンツなどぜいたく品輸出容疑で舞鶴の社長再逮捕──北朝鮮向け2009/06/10配信
北朝鮮への不正輸出事件で、輸出が禁じられているピアノやベンツも不正に輸出したとして、兵庫県警外事課などは9日、韓国籍で住所不定、京都府舞鶴市の貿易会社社長、鄭麟采被告(50)=別の外為法違反罪などで起訴=を同法違反容疑で再逮捕し、同市内の会社事務所などを家宅捜索した。
県警によると、鄭容疑者は容疑を認めている。荷受先の平壌の「朝鮮綾羅島貿易総会社」は、金正日総書記らのぜいたく品購入を担当しているとの情報もあるといい、県警は同容疑者が取引を始めた経緯などを調べる。 2006年の北朝鮮の核実験を受け、日本政府は経済制裁を発動。楽器や乗用車などは「ぜいたく品」として輸出を禁じた。県警によると、ぜいたく品輸出を巡る摘発は全国で初めて。 再逮捕容疑は08年10月にピアノ34台、同12月にベンツ4台を神戸港から中国・大連経由で北朝鮮に輸出した疑い。
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