パキスタンでテロが相次いでいます。中東部の2か所の都市で12日、ほぼ同時に自爆テロが起き、合わせて12人が死亡、およそ100人がけがをしました。
自爆テロがあったのは、パキスタン中東部の都市・ラホールとその近郊の町・ナウシェラのモスクで、いずれも金曜日の礼拝中でした。
ラホールのモスクでは何者かが自爆し、イスラム武装組織に批判的な指導者を含む少なくとも6人が死亡、10人がけがをしました。
ナウシェラでは、モスクに何者かが爆弾を積んだ車を突っ込ませて自爆、6人が死亡、およそ90人がけがをしています。
ラホールでは先月27日にも、警察と情報機関の建物で大きな爆弾テロがあり、30人以上が死亡、250人がけがをしました。
パキスタン軍は、アフガニスタンとの国境地帯で反政府武装組織の掃討作戦を続けており、地元当局は、テロが政府に対する報復とみて捜査をしています。(13日01:41)