June 11, 2009

ワーオ

ここ何年もなかったような超ド級のカードが実現する。

8月30日、全日本プロレスの両国国技館大会で
なんと武藤敬司&船木誠勝VS.蝶野正洋&鈴木みのるが
行われることになった。

これほどインパクトのあるカードはもう何年もなかった。

ご存知のとおり船木と鈴木は純プロレス(新日本)を離れ
UWF、そしてパンクラスと身を転じた男たちだが、
もともとは若い頃、同じ釜の飯を食った仲間。

武藤、蝶野、船木は同期。そして鈴木みのるは4年後輩。

純プロレスの取材でメシを食っていた私にすれば
Uやパンクラスの存在は「天敵」のような感情を持った
時期があったし、鈴木みのるがプロレスに戻ってきた時
にしても素直に認めたくない自分がいたことも事実。
「プロレスをおちょくりやがって」みたいなことを勝手に考えていた。

ところが、鈴木みのるは、プロレスのリングに上がると
人一倍まじめに取り組んだ。そればかりか
いつの間にかプロレスの達人に化けて
しまった。問答無用。こうなってくると否定できない。

それだけに同じ穴のムジナといえる船木にも期待してしまう。
彼もまたシリアスな格闘技のエッセンスを巧みに盛り込みながら
プロレスの達人に化けてくれるのではないだろうか。

武藤と蝶野、そして船木と鈴木。この4人の絡みは
はっきりいって凄いことになるはずだ。

私が最初に船木選手を取材したのは彼がドイツに修行に行って
いた時、ハノーバーで色々な話をさせてもらった。
その時、船木選手は新日本を辞めるという考えがあり
それを引き止めに藤波さんがハノーバーに来たが
結局船木選手はUに動いた。

あの時船木選手が新日本にとどまったら日本のプロレス
の歴史は違ったものになっていたはず。

歴史の動き、節々、そしてそのカナメを取材してこれたこと
をプロレス記者として、いまあらためて幸せを感じる。

なにはともあれこのカードは超ド級。
いまの日本マット界で考えられる最高のカードというか
発表されるまで考えることすらできなかった素晴らしいカード。

アントニオ猪木VS.ストロング小林
アントニオ猪木VS.大木金太郎
ジャイアント馬場VS.大木金太郎

この3つに匹敵する史上空前のカードである。




jimmysuzukiusa at 21:52 │Comments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!

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