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情報公開請求の男性に脅迫文 草加市職員100人調査、全員関与否定
このニュースのトピックス:脅迫・強要
埼玉県草加市教育委員会に情報公開請求した同市の男性宅に、「お前一人の知る権利で公共の福祉が損なわれている。何様のつもりだ」などと書かれた文書が届き、市が職員の関与について調査していたことが11日、分かった。
市によると、男性は平成20年7月、市立中11校の定期テストの問題と解答など18件を情報公開請求した。
7月下旬、男性宅に「日本の恥・埼玉の恥・草加の恥」「お前の偏った考えを、弱い立場の学校や市役所に偉そうに語ってもしょせんうぬぼれ」などと書かれた文書が届いた。文書はA4サイズ1枚でパソコンなどで印字され、男性を名指しして「日本から追放する会」と名乗っていた。
男性は「家族が心配」と請求を取り下げ、「請求は誰にも言っていない。差出人は市の関係者以外あり得ない」と市に抗議した。
市は20年10月と今年1月の2回、請求を知る立場にあった市職員や教職員ら約100人に聞き取り調査を実施。全員が関与を否定したため、「該当者はなく、市の関与はなかった」と男性に報告した。
市は全職員に問題の経緯を伝え、「職務上知り得た情報を漏らすと刑罰が科される」などと通知した。
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