PFI契約の解除に伴い、4月から営業が止まっていた近江八幡市立総合医療センターのレストランと職員食堂が15日に再開されることになった。田園地帯の真ん中で近くに商店もなく、食事に不便を感じていた職員や患者らは、ようやく元の状態に戻ったとほっとしている。
同センターのレストランと職員食堂は3月末まではセンターの運営を委託されていた特別目的会社(SPC)の提携業者が経営。ところが、4月に市直営になったのを機に契約を解除し、新業者が見つかるまで休業を余儀なくされていた。
新たに業務を引き継いだのは横浜市に本社のある病院などの給食・レストラン受託業者「光洋」。今月1日、市と契約し、15日から「レストランビアンモール」として業務を開始することになった。営業時間は、レストランが平日午前8時~午後5時、土曜午前11時~午後3時、職員食堂は月~土曜の午前11時~午後3時。
光洋は「モーニングやサービスランチ、定食、丼もの、中華など37品目のメニューで患者さんや職員さん、近くの市民の皆さんに喜ばれる飲食を提供したい」としている。センターには1日に外来患者など800人近くが訪れ、職員も800人近くいる。【斎藤和夫】
毎日新聞 2009年6月11日 地方版