北九州放送局

2009年6月11日 12時49分更新

感染疑いは全て遺伝子検査

新型インフルエンザの感染が広がっていることを受けて福岡市は患者をいち早く見つけ感染が拡大するのを防ごうと市の医師会に所属するおよそ1200の医療機関で簡易検査の結果、感染の疑いがあるとされた場合はすべてのケースについて遺伝子検査を行うことを決めました。

福岡市ではこれまで簡易検査で感染の疑いがあるとされた場合でも、新型インフルエンザの最終的な確認をする遺伝子検査を行うかどうかは、国の指針に基づいて海外を含めた感染の発生地域への滞在歴があるかどうかで判断していました。
しかし、感染が広がっていることから患者をいち早く見つけ感染が拡大するのを防ごうと市の医師会に所属するおよそ1200の医療機関で簡易検査の結果、新型インフルエンザと同じA型と判定された場合はすべてのケースについて遺伝子検査を行うことを決めました。
11日から検体を運ぶ態勢作りをはじめ近く、開始するとしています。
福岡県では板付地区の周辺の春日市と大野城市の一部の地域の医療機関について同じ措置を取っています。
一方、11日午前、板付小学校の児童1人の感染が新たに確認されました。
児童の症状は重くないということです。
これでこの地域での感染者はあわせて47人となり、福岡県内の感染者は先月、志免町で確認された1人とあわせて48人になりました。