2009年6月11日 15時7分更新
救急医療をめぐるさまざまな課題について現状報告や研究発表などを行う学会がきょうから大阪で始まりました。
日本臨床救急医学会は救急医療に関するさまざまな課題について検討するために毎年1度開かれているもので、今回で12回目を迎えます。
学会には救急医療に携わる医師や看護師、消防関係者などが参加し、テーマごとに講演やパネルディスカッションなどが行われています。このうち救急搬送をテーマにした会場では、大阪府内での救急搬送と受け入れ拒否の状況、東京消防庁が行っている救急電話相談の効果について発表がありました。
また別の会場では大阪府が去年10月から導入した、救急患者の搬送先が見つからない場合に複数の病院に一斉に通報することができる新しいシステムについて一定の成果をあげているという報告も行われています。
このほか、メーカーによる最新の医療機器の展示なども行われています。
学会は大阪・北区の大阪国際会議場であすまで開かれています。