県と愛媛大の連携推進会議が8日開かれ、今後連携を進めるテーマ7項目を決めた。
会議には県から高浜壮一郎・副知事ら、愛媛大から柳沢康信学長らが出席した。05年に県と愛媛大が包括的な連携協定を結んで以来毎年開かれ、今年は新たに山間部や離島などで急病人が発生した場合、医師がヘリで急行して処置をし、患者を大病院に空輸する「県消防防災ヘリのドクターヘリ的運用」などで連携を進めることで合意した。ヘリの運用は今年夏にも始まる予定で、原則として県立中央病院の医師が搭乗するが、困難な場合は愛媛大医学部付属病院から派遣する。
このほか、若者の投票率低迷に歯止めを掛ける、明るい選挙推進運動に関する取り組み▽観光まちづくり▽来春、愛媛大に紙産業修士コースを設置--などを進めることが決まった。【古谷秀綱】
毎日新聞 2009年6月9日 地方版