川の形が刻々と変わる実験に見入る子どもたち=富山市総曲輪のグランドプラザで
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富山でフェア
土砂災害から暮らしを守る砂防について理解を深めてもらおうと、県や立山砂防事務所などは六日、「砂防フェア二〇〇九」を富山市総曲輪のグランドプラザで開いた。
実験を通じて土砂崩れの仕組みを伝えるサイエンスショーでは、自然保護助成基金(東京)の研究員目代(もくだい)邦康さんが砂山に水をかけたり、砂を敷いた斜面に水を流したりして土砂崩れや洪水で河川の形が刻々と変化していく様子を再現。子どもたちが平野がどのように形成されていくかを興味深そうに観察した。
会場には斜面の崩壊や地滑りが起こる仕組みを分かりやすく説明する模型のほか、過去の災害の様子や砂防事業について伝える写真パネルなどが並び、砂防の大切さを訴えた。
イベントは、六月の土砂災害防止月間に毎年開いている。 (稲田雅文)
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