ソマリア沖に派遣されている海上自衛隊の海賊対処部隊の活動が公開され、指揮官は武器使用の可能性は高まっていると述べました。
6日、初めてメディアに公開された海上自衛隊、海賊対処部隊。護衛艦2隻などで構成されるこの部隊は3月末の任務開始以降、、およそ80隻の日本関係船の護衛に当たってきました。
今後、大きな焦点となるのは海外派遣された自衛隊にとって初めての武器使用になるわけですが、部隊の指揮官は、その可能性は高まっていると述べました。
「これだけの海賊が活動しているエリアで護衛を実施しているわけですので、警告を発してもやめない船舶もいるという事実もあります。もちろん、警告射撃する可能性は非常に高いと思っています」(海上自衛隊・五島浩司 一等海佐)
今月には武器の使用基準が大幅に緩和される海賊対策新法も成立する見込みで、今、部隊には強い緊張感が漂っています。(07日11:20)