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天安門事件20年で厳重警戒、米国務長官は活動家の釈放要請

2009年6月4日

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 [北京 4日 ロイター] 1989年の天安門事件から20年の節目を迎えた4日、中国・北京の天安門広場周辺には多数の警察官などが出動し、事件の追悼集会などを阻止するために厳重な警戒が続いている。

 20年前の6月4日未明、同広場周辺で数週間にわたる民主化運動を続けていた学生や労働者を、軍が武力で制圧。事件による死者数などは今も公表されていない。

 同広場は4日も一般公開されており、地方から訪れたとみられる観光客たちが未明に行われた国旗掲揚式を見守っていた。

 しかし、周辺には数百人の警官や警備員が出動して警戒に当たっており、ロイターのカメラマンも写真撮影の中止を指示され、既に撮影した写真も削除するよう命じられた。

 事件20年を受け、クリントン米国務長官は3日に談話を発表し、事件によって服役している活動家の釈放を要請。また「著しい経済発展を遂げ、世界のリーダーとして地位を担う中国は、過去の隠された事件を公に検証し、死者のほか拘束をされたり行方不明になっている人の数を公表すべきだ」などと、中国政府に促した。

 一方、香港では4日未明、数千人がろうそくを灯して事件を追悼したほか、台湾でも集会が行われる。

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