新郎さんはカメラを向けると微笑んでくれるのですが
花嫁さんはカメラを向けると険しい表情に・・・
なんとも困ってしまいました。
一生に一度の写真ですから優しい笑顔を記念に残したいのですが
無理に笑ってもらうのは逆効果です。
お友達のカメラに対しても険しい表情で向かっています。
会話の中では微笑んでくれるのですが
改めて撮影となると表情が固まってしまいます。
そんな状況の中で少しでも笑顔を拾い上げる撮影を心がけましたので
撮影枚数はいつもより多めになってしまいました。
お色直しの途中で介添えさんと話しをしたところ
新婦さんは妊婦さんで、かつ精神的な病を抱えているとのこと。
病気を抑えるために妊婦にも関わらず
今日のために薬をのんでいるとのことでした。
妊娠期間中に薬を飲むのは勇気のいることだと思います。
そこまでして望んだ結婚式です。
多分、自分の感情を抑制して、我慢して、いろいろなことに耐えながら
この結婚式に望んでいるのでしょう。
そんなことが分かってしまったら・・・
「ハイ、笑って下さい!」
なんて軽々しくはいえませんよ。
そんな新婦さんも謝辞からは涙がポロポロ
抑えていた感情が一気に溢れ出してきたのでしょうか。
お見送りのあいだじゅうもハンカチを手放せません。
とにかく最後まで涙ナミダなみだ・・・
ですが途中から撮影の方向転換をしていました。
いかに自然に笑える状況を作り出すか、笑った瞬間を逃さないか
それだけに注意を払って撮影しました。
お友達のとの会話の内容、表情の変化などなどを気にしながら
一瞬を逃さないように常にカメラを新婦に向けていました。
そんな甲斐あってか笑顔の写真を何とか集めることができました。
後から写真を見て、楽しかった想い出だけを微笑んでくれたなら
頑張って撮影した甲斐があるでしょう。
撮影を終えて外にでると真っ白な世界でした。
披露宴で抑えていたものは忘れて真っ白にリセットをして
二次会を楽しんでくれているといいなぁ。
ポチっとクリックしてくださいね。
人気ブログランキングへ