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江東区:都有地40億円で購入へ 総合病院、11年度開院目指す /東京

 江東区は、人口増加が著しい豊洲地区に新たな総合病院を建設するため、同区豊洲5の都有地(1・5ヘクタール)を約40億円で購入することで、都との話し合いがまとまったと発表した。区内の産婦人科医院に通院していた女性が昨年10月、都立墨東病院など7病院に受け入れを断られた後に死亡した問題を受け、早急な建設を検討していた。区は早ければ11年度の開院を目標に掲げている。

 区によると、昨年11月に病院用地の提供を都に要望。5月に都から売却に応じるとの連絡があった。現地は未開発の更地で、区が購入した後、民間の病院事業者に貸し付け、民間病院を建設してもらう。用地購入費用は6月定例会に追加提案する。

 豊洲地区の人口は03年の5万3000人から今年1月現在で7万8000人に急増。区全体でも増加率が大きな地域で、子供の人口も増えている。だが、区内17カ所の病院のうち豊洲地区以南には2カ所しかなかった。

 新たな総合病院は産婦人科や小児科に重点を置く方針だ。診療科ごとの病床数などは今後、地元の医師会などと協議する。将来的には、切迫早産などハイリスクの出産に対応する「地域周産期母子医療センター」の認定を目指すという。【馬場直子】

〔都内版〕

毎日新聞 2009年6月6日 地方版

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