アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として活動する海上自衛隊の補給艦に、JNNの記者が同乗しました。
5日、補給艦「ときわ」に乗船、海賊多発地域のソマリア沖・アデン湾に向かいました。海賊対策の活動を公開するために防衛省が組んだメディアツアーです。
外は40度近い暑さの中、300人の隊員たちが活動する補給艦内部は冷房が完備。風呂や食堂はもちろんのこと、歯医者までありました。
この「ときわ」、今回初めて海賊対処部隊「さざなみ」「さみだれ」2隻への給油を予定しています。
「ときわ」は、いわゆるテロとの戦いの後方支援がその派遣理由となっていますが、海賊の動き次第では今後、こうした海賊絡みの活動が増えることも予想されています。
「(訓練で)ヘリを飛ばして、状況を確認するということです」(補給艦ときわ 高森安生艦長)
海賊対策で海外での活動範囲を広げた自衛隊。海賊対策新法も成立間近となる中、メディアツアーでは、対処部隊の活動そのものも公開されることになっています。(06日06:35)