通販サイト「楽天市場」を運営する楽天が、一部の出品企業に商品購入者のクレジットカード番号やメールアドレスなどの情報を提供していたことが5日わかった。
同社は「購入者には事前に説明していたので問題はない」としている。ただ同社は2005年に顧客情報が流出する問題が発生したことを受け、カード情報を提供しない方針を発表。この点については、「『原則的に』という意味で説明不足だった」としている。
提供先は上新電機など独自のカード決済システムを持つ大口取引先9社。楽天は1件につき10円の手数料を受け取っていた。個人情報の取り扱いについて覚書を交わすなど「セキュリティーに関しては細心の注意を払っている」(広報部)としている。(05日 23:44)