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2次救急輪番制:伊賀市長、来年度以降「現状では継続困難」 /三重

 ◇伊賀広域、来月以降の当番決まる

 伊賀市、名張市の3総合病院が実施している時間外2次救急の輪番制で、伊賀市の内保博仁市長は4日、同市役所で会見し、未定だった今年度7月以降の当番病院がすべて決まったと発表した。しかし、内保市長は「現状では、10年度以降(の輪番制維持)は無理だと思う。次の段階を考えなくてはいけない」と述べ、両市で組織する医療体制の検討委員会を速やかに発足させる方針を明らかにした。

 今回の決定により、今年度の当番割合は、上野総合市民病院(伊賀市四十九町)が31%、岡波総合病院(同市上野桑町)が25%、名張市立病院(名張市百合が丘西1)が44%となり、昨年度に比べ名張の当番分が微減した。各病院の輪番制担当医師数は、上野11人、岡波16人、名張16人。昨年度1年間の総受診者数は7262人で、受け入れ不能件数は上野10件、岡波101件、名張204件だった。

 両市は当初、3月中をめどに今年度の当番病院を確定する方針だったが、各病院とも十分な医師の確保が困難との理由で、調整が難航していた。内保市長は「決まったことはほっとしているが、決定が遅くなったのは残念だし、市民に申し訳ない」と述べた。

 一方、名張市は亀井利克市長が「引き続き救急医療体制の充実に向け努力します」とのコメントを出した。【伝田賢史】

〔伊賀版〕

毎日新聞 2009年6月5日 地方版

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