お産の時の医療事故で、重度の脳性まひになった赤ちゃんが裁判などで争わなくても計3000万円の補償金が払われる「産科医療補償制度」について、厚生労働省の担当者ら専門家や被害者に思いを語ってもらうシンポジウム「産科医療補償制度の課題」が6日、新宿区西新宿1のエステック情報ビル21階で開催される。
企画したのは、被害者の支援団体「陣痛促進剤による被害を考える会」。第1部で医師や弁護士ら専門家が制度の課題などを議論、第2部で被害者の女性がこれまでの経験や制度への思いなどを語る。
同会の出元明美代表は「このシンポで制度がいい方向に向かえば」と話している。参加費は資料代1000円。問い合わせは同会090・7126・4141。【奥山智己】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年6月5日 地方版