鹿児島

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷

県初期臨床研修連絡協議会:発足 “医師の卵”を確保へ /鹿児島

 県内病院での研修医減少を受け、病院や鹿児島大、県などがこのほど、「県初期臨床研修連絡協議会」を発足させた。研修医は大半がそのまま地元病院に勤める傾向にあり、医師不足に直結すると危機感を強めているため。関係機関が連携して魅力的な研修メニューを作るなど、“医師の卵”の確保を目指す。

 「協議会」には、研修医を受け入れている県内13病院や、県医師会なども参加。研修医の勧誘でも連携し、互いに得意分野で研修を補完し合うなどメニューの充実が図れるという。東京や福岡などで開かれる合同説明会でも「オール鹿児島」をアピール。研修医を指導する医師の育成にも取り組む。

 会長に選出された中村一彦・鹿児島医療センター名誉院長は「県にとって大きな問題。学生に対し、強くアピールしていきたい」と意気込みを語った。

 県内での研修医は、制度が始まった04年が105人だったが、09年(見込み)は55人と、ほぼ半減。鹿大医学部を卒業後、県外に出る例が増えたためという。【福岡静哉】

毎日新聞 2009年6月4日 地方版

鹿児島 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選
地域体験イベント検索

特集企画

おすすめ情報