市税還付金46万円を横領したとして3月に懲戒免職処分にした税務課職員の不祥事で、島原市は27日、新たに、管理・監督責任を問う形で、4人を減給、2人を戒告処分にしたと発表した。
1カ月10%の減給処分は、税務課長(57)▽同課長補佐兼固定資産税係長(52)▽議会事務局長=当時会計課長(58)▽会計課長=当時会計課長補佐(59)。戒告は、税務課税政係長(46)と会計課係長(50)だった。さらに、3人を訓告、12人を厳重注意とした。
また、今回の不祥事の管理・監督責任を取り、市長と副市長(2人)が1カ月10%の減給とする。給与条例改正案を29日の市議会臨時会に提案する。
市は元税務課職員の公金横領は他にもあるとみて調べていて、近く刑事告訴を検討している。
〔長崎版〕
毎日新聞 2009年5月28日 地方版