魚沼基幹病院基本計画策定委員会が1日夜、南魚沼市で開かれた。下条文武・新潟大学長、畠山勝義・同大医歯学総合病院長ら8人が出席。委員からは、他の医療機関との連携を図るコーディネーターの設置や診療情報を一元化するための電子カルテ導入についての提言があった。
非公開で行われたが、委員会では「医師確保のために海外との提携のほか、多くの研修医に来てもらう体系をつくるべきだ」「すべての病状に対し100%応えるのは無理な側面があり、(長岡など)他地域との連携も必要」などの意見が出されたという。
終了後、泉田裕彦知事は「良い病院をつくるため、この日の意見を受けて基本計画を修正し、再度、委員会に諮りたい」と語った。
基幹病院は15年の開院をめどに南魚沼市浦佐地区に建設。ベッド数454床、診療科は22~24科とされている。【神田順二】
毎日新聞 2009年6月3日 地方版