2005年06月14日
信越化学工業の産廃捨て逃げを許した新潟県
信越化学工業の産廃捨て逃げを許した新潟県
前々日の記事で紹介した信越化学工業（金川千尋社長）の産業廃棄物投棄事件は、新潟県（泉田裕彦知事・写真左）の甘い対応によって、恐るべき危険な状態が隠微されてしまった。人体に有害な重金属を含む産業廃棄物が大量に保倉川の廃河川敷きに捨てられ続けてきた。
河川敷の管理を国から委託されてきた新潟県は、この産業廃棄物については置き場として信越化学工業に貸していたが、その実態は埋めてしまうという捨て場に等しいものだった。
昨年国に返還するに当たって、新潟県は本来であれば原形復帰が条件の筈なのに、この埋立地にシートを被せ覆土する工事を許可して、信越化学工業の産業廃棄物の“逃げ得”を許してしまった。
また、それだけでなく、この危険極まりない土地を上越市に払い下げてしまったのである。この危ない土地を今後どうするかで上越市は苦悩している。