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訴訟:予防接種後死亡、因果関係認める--徳島地裁判決

 はしかの予防接種の3日後に亡くなった男児(当時1歳)の父親が、死亡一時金などを不支給とした徳島県北島町の処分取り消しを求めた訴訟の判決公判が29日、徳島地裁であった。黒野功久裁判長は、予防接種と死亡の因果関係を認め、処分取り消しが相当とする原告勝訴の判決を言い渡した。予防接種法は、死亡一時金4280万円、葬祭料19万9000円と定めている。

 判決によると、男児は04年5月17日、予防接種を受け20日夜に死亡。父親が町に給付請求した。町は同年12月、「予防接種と死亡に因果関係がある可能性は否定できない」と報告を添えて、厚労相による認定を諮ったが、05年8月、因果関係を否定する通知があり、町は支給せずと決めた。

 北島町は「控訴に向けて検討する」と話している。厚労省は「科学的な立証などを積み重ねてきたが受け入れられなかった」としている。【深尾昭寛】

毎日新聞 2009年5月30日 大阪朝刊

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