西南学院(早良区百道浜)が10年4月に開校を予定している「西南学院小学校」の説明会が30日、同学院内であった。充実した教育環境や安全面の配慮で注目度は高く、午前と午後の2回開かれた説明会には予定を上回る計700人の保護者らが詰めかけた。【門田陽介】
同小は、1学年2クラスの少数精鋭。初年度は1~3年生各70人を募集する。校舎は同学院中高の西隣に建設中で、13年度には児童総数420人となる見込み。公立校を大幅に上回る授業時間を確保し、全学年でネーティブ教員らによる英語の授業も実施する。
校長に就任予定の和佐野健吾・同学院中高校長は「エリート教育も、学力の使い方を知らないと駄目。知識をどう使うか、知恵があり世界的な視点を持つ子を育てたい」とあいさつ。参加者からは使用する教科書や授業時間などについて、熱心な質問が相次いだ。
また、展示された制服を念入りにチェックする母親らもいた。
開校後は、最寄り駅と学校間に警備員を配置するほか、児童が登下校すると自動的に保護者にメールで配信するなど安全面にも配慮。幼稚園年長の長女の受験を予定している城南区の母親(32)は「世の中を考えると安全面も充実した所に預けたい」と話していた。
〔福岡都市圏版〕
毎日新聞 2009年5月31日 地方版