5月25日、北朝鮮が2回目の核実験を実施したことに抗議して、31日、長崎市で被爆者らが座り込みを行いました。
「核廃絶への道が開けたような、希望を感じさせられた矢先でした」
アメリカのオバマ大統領が、核兵器のない世界を目指すと宣言したのは4月。その1か月後に行われた北朝鮮の核実験は、核兵器廃絶への被爆地の期待感に冷水を浴びせました。
座り込みでは、高齢化した被爆者が抗議の声を上げました。
「被爆者もどんどん減っていくわけですから、私はいつも言ってますけど、被爆者が生きているうちに核兵器のない世の中を見届けたいと言ってきてるわけですから」(被爆者・谷口稜曄さん)
被爆者らは三度核実験を行わず、核兵器を放棄するよう求めた決議文を北朝鮮政府に送ることにしています。(31日17:38)