マイクロソフト、新検索サービス「Bing」を6月に開始米マイクロソフトは2009年5月29日、新しい検索サービス「Bing」(ビング)を米国時間6月3日に開始すると発表した。日本版は同日にベータ版として提供開始する。同社の検索サービス「Live Search」の機能を大幅に向上させ、ブランド名を変更する。Bingオープン後、Live Searchのサイトへのアクセスは、Bingのサイトへ転送されるようになる。 ユーザーが求める情報に素早くたどり着けるよう、機能やインターフェースを大きく改善する。検索結果ページでは、検索語との関連性の順に検索結果が並ぶだけでなく、検索語ごとに推測されるユーザーの意図別に検索結果を分類して表示できる。 例えば、「microsoft」で検索した場合は、検索結果ページ左側に「Products」「Online Services」「Investor Relations」「Company History」「Jobs」「Images」「Videos」と分類名が表示される。Jobsをクリックすればマイクロソフトの求人情報の検索結果だけが一覧表示される。すべての検索語について表示されるわけではないが、検索意図が明確でユーザーの利便性が高まる検索語から分類を加えているという。 さらにショッピング、旅行、地域情報、健康関連情報の4分野に関しては、購買やサービス選択といった際の意思決定に役立つ情報を選別して提供する。例えば、デジタルカメラの機種名で検索すると、商品のレーティング、価格情報などを一覧できる。価格比較サイトの機能を検索エンジンに取り入れることになる。また、検索結果を通じて商品を購入すると、購入金額の一部をキャッシュバックするプログラム「Bing cashback」サービスも提供。米国では850社以上の1700万商品が対象になる。 日本では当初、Bingをベータ版として提供。Live Searchと比べて、トップページのデザインや検索結果ページのインターフェースの一部変更程度にとどまる。今後、日本のニーズを見極めながら、Bingならではの新機能を追加していくという。
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