新型インフル:さくらんぼ種飛ばし大会中止 感染の恐れで

2009年5月28日 20時13分

 山梨県南アルプス市は、6月7日に市内で開催予定だった「さくらんぼ種飛ばし大会」の中止を決めた。唾液(だえき)の飛沫(ひまつ)を介して新型インフルエンザの感染が広がる可能性が指摘されている中、「つばを飛ばすイベントは世間に逆行する」(観光商工課)というのが理由。

 種飛ばし大会は「南アルプス市フルーツ山麓(さんろく)フェスティバル」の一環として昨年始まった。午前中に約500人が参加する“県予選”を行い、男女それぞれの優勝者が午後、山形県寒河江市から招いた「全国さくらんぼの種吹きとばし大会」の男女チャンピオンと“日本一”をかけて対戦する予定だった。フェスティバル自体は予定通り行われる。【春増翔太】

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