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生駒の新市立病院:県医師会長ら、設置に批判的--市議会委が参考人招致 /奈良

 生駒市の新市立病院設置問題で、市議会新病院設置特別委員会(井上充生委員長)は28日、塩見俊次・県医師会長ら5人を参考人招致した。塩見氏は、新病院設置に批判的な意見を展開。他の参考人も疑問を投げ掛けた。

 塩見氏は「予定している2人の小児科医で当直に対応できるのか。24時間受け入れるというのと、適切な医療行為ができるというのは別問題。小児科と産科に取り組むなら相当のスタッフがいる」と強調した。県内の救急医療体制については「医師が大都市に集中する今、奈良で地域完結型の医療をするのは絵に描いた餅。大阪など広範囲で協力体制を考える必要がある」と述べた。

 また、56床の増床が決まった阪奈中央病院の畑耕司事務長は、県立奈良医大から小児科医を派遣してもらうことを明らかにした。そのうえで「指定管理者の医療法人徳洲会は、県内の医師供給源ともいえる県立医大の医師派遣先に入っていない。医大との連携や協力がどの程度、保障されるのかが疑問だ」と述べた。【石田奈津子】

毎日新聞 2009年5月29日 地方版

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