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「偽装出産」で在留資格 ラオス人夫妻ら逮捕
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他人の子を自分の子として出生届を出し、配偶者の在留資格を不正に取得したとして、神奈川県警外事課と大和署、東京入国管理局横浜支局は12日、公正証書原本不実記載・同行使容疑で、いずれもラオス国籍で、神奈川県綾瀬市のカムマニボン・パイトゥン(45)と夫のドゥアンブッパー・トン・イン(30)、子供の母親のカムマニボン・ビエンポーン(26)の3容疑者を逮捕した。いずれも容疑を否認している。県警によると、自分以外の人の在留資格を得るために偽装出産した事件を摘発したのは全国初とみられる。
県警によると、子供が生まれると、両親の特別在留資格が得やすくなるという。県警の調べでは、パイトゥン容疑者は平成19年、入管難民法違反などで逮捕され、入管に収容された夫のトン・イン容疑者に長期在留資格を取得させて強制退去を免れるために、同年9月14日に生まれたビエンポーン容疑者の女児を同月18日ごろ、自分が出産した子として平塚市役所に虚偽の出生届を提出。女児の外国人登録原票を作らせ、トン・イン容疑者を父、パイトゥン容疑者を母とする虚偽の記載をさせた疑いが持たれている。
永住者のパイトゥン容疑者は不法残留のビエンポーン容疑者に保険証を貸して出産をさせ、生まれた子を夫婦の子として届け出し、トン・イン容疑者は特別在留資格を得た。3人と子供は同居しており、子供の面倒は実母のビエンポーン容疑者が見ていたという。
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