長野峻也ブログ

武術研究家、長野峻也の色んなエッセイ?を掲載します。リンクフリーです。HPもご覧ください【http://www7a.biglobe.ne.jp/~yushinryu/】リニューアルしました!

小島一志さんは創作作家を目指すべき

 また、“小島一志さんがバクレツしとる”という話で会員さんが見せてくれてゴング格闘技を読みました。

 芦原英幸先生の本を息子の英典氏と共著で出しての暴走劇っぷりに、釘を刺して「もの書きとしての基本」を説いた吉田豪さんの『吉田文豪[人生劇場]新☆書評の星座』(ゴング格闘技)でしたが、まあ、あの小島さんが素直に反省するとは思っていませんでしたが、自身のサイトで吉田豪さんを脅迫するような文章を書いていたとは知りませんでしたね。

 いや、別に驚きはしませんよ。そ〜いう人なのは判りきっていましたから。

 しかし、脅迫文の内容もお粗末ですが、「バッグにいつも芦原英幸の形見の手裏剣仕込んどる」とか、「Yoshikoには護身銃持たせとる」ってのは、正気を疑うムチャぶりで、久しぶりにワクワクして、「こりゃ〜、ゴン格買わなくっちゃ・・・」と、近所の本屋さんで買ってきましたよ。

 う〜ん、半ページ読みたいだけで940円出したのは初めてだよ。

 しかし、ゆっくり読んで、ウプププ・・・っと吹き出してしまう吉田豪さんのツッコミは、私ももの書きの端くれとして勉強になります。オスッ!

 これはもう、直接、小島さんのサイトを読むしかないな〜と思っていたら、事務長が気をきかせてプリントアウトして持ってきてくれました。

 でも、何か、松井館長のこととか自分の組織を裏切った人達?のこととか、塚本佳子さんへの熱烈ラブ宣言(はぁ〜?)とか、もう、この人の頭の中のカオスっぷりには、よ〜ついていけませんよ、私・・・。

 小島さんと付き合っている人達は、さぞや疲れるのではないでしょうか?

 だって、親友付き合いしていても、ちょっと気に入らないことがあったらサイトで悪口書くみたいだし、はっきり言って人格障害でしょう。まともな神経じゃないですよ。

 吉田豪さんへの脅迫文だって、吉田さんが警察に訴え出たらアウトでしょ? 雑誌の連載で採り上げて批判するというのは、プロとして認めて批判している訳なのであって、きちんとした反論を返すべきですよ。

 それを、チンピラの脅し文句みたいなことサイトに書いて“ネット将軍”とでも言うしかないですね。

 武道やっている人間とは思えない低劣さです。

 一応、知らなくて捕まったら可哀想なので教えておきますが、芦原英幸先生の自作された手裏剣は、両刃のダガーナイフ型なので、新銃刀法により、持っているだけで捕まります。

 護身銃というのも、実銃なのかスタンガンなのか催涙スプレーガンなのか、あるいはガスガン、エアガンの類いなのか判りませんから、一概に違法なのかどうかは判然としませんが、文脈からしたら実銃を想像させますし、そうなると塚本佳子さんも銃砲不法所持で捕まることになります。

 小島一志さんは、これを吉田豪さんへの脅迫を意図した文脈で書いている訳ですから、結構、重い罪状になってしまいますよ。

 こういう現状認識力の致命的欠損は、ジャーナリストには最も向かない性格ですね。

『大山倍達正伝』は、非常に面白い本でしたし、労作だったでしょう。武道本の枠に収まらない内容で、良かったですよ。

 でも、やはり、よくよく読むと小島さんの独りよがりや思い込みの強さがノンフィクション本の構成を崩しているところが散見されます。

 気質的にも小島さんはフィクションの作家を目指した方がいいんじゃないでしょうか?

 小説家や漫画家には、明確に人格障害の人が多いと言われます。普通の感覚ではないから、普通の人が気づかないような面白い観点からものを見れるので、それが作家としての持ち味になる訳ですね。

 小島さんの文章は抜群に面白いと思いますよ。揺れまくって軸がブレブレなところが逆に面白い。だって、言うことがコロッコロコロッコロ変わっていく・・・。

 何だか、金庸先生の武侠小説に登場するキャラクター西毒“欧陽峰”みたいで、面白過ぎます。

 だけど、こういう性格の人は普通の仕事しちゃダメです。そりゃあ、社員がほとんど逃げ出したのも無理はないと思います。相手を罵倒する前に自分の性格の問題点をきちんと認識するべきでしょう。

 他人を罵倒しても自分が上位に立てる訳じゃありません。むしろ、「これは自分の未熟さを教えて鍛えてもらっているんだ」と解釈した方が感謝の気持ちがわいてきていいんじゃないでしょうか?

 吉田豪さんは、別に小島さんを憎悪してるとかじゃなくて、「この人、珍獣みたいで面白いな〜」と思って、イジッてやっているんじゃないでしょうか? つまり好意ですよ。

 本気で嫌っていたら、そもそも話題にしないもんね。


追伸;ホームページの『逃れネコ外伝』(原作・長野峻也、作画・黒谷薫)、アップ完了したそうですので、是非、ご覧くださいまし・・・。プロの漫画家に描いてもらって、私は幸せでございます・・・。ちなみに、この主人公の遣うタイ捨流は、新陰流の上泉伊勢守信綱の高弟、丸目蔵人佐が創始した流派で、肥後人吉の地に今も伝承しています。丸目蔵人佐は、相良忍軍の頭領で、補佐役は中国の帰化人で中国武術の遣い手だったと伝わります。そのためか、タイ捨流には突き蹴りや跳躍技、逆手居合斬りといった技が伝わっています。現在、新版の小説化を考えておりますが、妖怪武侠時代劇?になりそうな感じです・・・(普通の時代小説に挑戦しようと思ったんですがね〜)・・・。


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