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◆キリンカップサッカー2009 日本4―0チリ(27日、長居スタジアム) FW岡崎慎司(23)=清水=がチリ戦で前半20、24分と2得点を記録し、チームを勝利に導いた。2月4日フィンランド戦以来の1試合2得点。今季通算5得点とし、09年の岡田ジャパン得点王。主力を欠く中で、定位置確保へ猛アピールした。また、MF本田圭佑(22)=VVV=も無回転ミドル弾で先制点を演出すると、後半ロスタイムには代表初得点をマーク。岡田武史監督(52)も絶賛する活躍で、6月のW杯アジア最終予選へ向け、2人の若手がチームの底上げを図る。
しぼみかけていた岡田ジャパンを救った。FW岡崎が代表戦2度目の1試合2発。「1点目はこぼれ球だし、2点目もいいボールが来ただけ。結果を出せたのは自信にもアピールにもなる」岡崎コールがこだまする中で、目がなくなるほどの笑顔を浮かべだ。
前半20分、DF2人に囲まれながらもパントキックを頭で後ろへ落とした。そこに走り込んだMF本田が左足で約30メートルのミドルシュート。相手GKが前にはじいたところを右足で詰めた。同24分には、DF中沢からのラストパスを受け「前に出なきゃいけない」と全力前進。2タッチでDF2人を振り切り、GKとの1対1から右足でゴール左隅に流し込んだ。
反骨心こそが最大の武器だ。サッカーの名門、兵庫・滝川二高に入学した際、黒田和生監督(現神戸育成部長)から「3年生になってもレギュラーになられへん」と“戦力外通告”を受けた。そこから「FWは点を取ってなんぼ」という信念で1年から主力に定着。Jクラブからオファーを受ける存在となり、卒業時に黒田監督に言ってやった。「世界一のFWになることが目標だ」と。
FW大久保の体調不良や左足負傷のFW田中達也(浦和)の招集見送りという状況が重なり巡ってきた先発のチャンス。自ら「僕は下からのし上がるタイプ」と語るだけに燃えていた。意識しすぎて「ゴール前でこけたり」「ヘディングが肩に当たったり」でハットトリック達成はならなかったが、地元神戸から招いた両親がスタンドで見守る中、主力不在を払しょくする結果を出した。
今年の5得点は岡田ジャパン得点王だ。岡田監督も「ストライカーとしての素質があり、ニアに飛び込んでいくことができる。守備もできる。ストライカーらしいストライカー」と絶賛した。次週6月6日からのW杯最終予選3連戦へ「この勢いで勝つ」と宣言。反骨のシンデレラボーイはまだまだ上を見ている。
◆岡崎 慎司(おかざき・しんじ)1986年4月16日、兵庫県宝塚市生まれ。23歳。血液型O。滝川二高から清水へ入団して5年目。昨年は北京五輪代表にも選出され、リーグでは10得点。清水では99年の久保山以来、日本人で9年ぶり2ケタ得点となった。趣味はゴルフ、マンガ。173センチ、72キロ。家族は夫人と1男。
(2009年5月28日06時04分 スポーツ報知)
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