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死刑囚失明訴訟:国が400万円支払いで和解 名地裁

 名古屋拘置所(名古屋市東区)に拘置中の死刑囚が失明したのは、拘置所の医師が適切な処置を怠ったとして国に1100万円を求めた訴訟は、28日までに名古屋地裁(寺本明広裁判官)で和解が成立した。国が解決金400万円を支払う。

 訴えていたのは、フィリピン・マニラで94~95年に保険金を狙って男性2人を殺害したとして、殺人などの罪に問われた松本和弘死刑囚(54)。

 訴状によると、松本死刑囚は97年3月、名古屋拘置所に拘置された。99年8月に右目に異常を覚え、拘置所の医師に相談したが経過観察の措置が取られたのみで、症状が悪化。00年に糖尿病が原因の増殖型糖尿病網膜症と診断され手術したが、右目が失明し、左目が0.1程度に低下したとしている。【式守克史】

毎日新聞 2009年5月28日 14時12分

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