グルジアの首都・トビリシで26日、サーカシビリ大統領に反対する市民などおよそ6万5000人が抗議デモを行いました。
26日はグルジアの独立記念日にあたりますが、サーカシビリ政権に反対する野党勢力の呼びかけで全国からおよそ6万5000人がトビリシに集結し、デモを行いました。
反対勢力は「サーカシビリ政権の政策の結果、グルジアの国際的な権威と評判は深刻なダメージを被った」として、去年8月のロシアとの紛争などに対する責任を追及するとともに、サーカシビリ大統領の交代を求めています。
これに対し、大統領は「グルジアは民主国家であり、多様な意見が存在する」と述べ、事態を静観しています。
グルジアでは今月はじめに軍幹部によるクーデター未遂事件が摘発されるなど、大統領に反対する野党勢力などの動きが活発になっています。(27日01:03)